テーマで巡るイタリア 〜ピエモンテ〜(その4)

【Secondo Piatto 〜メイン料理〜 】

《 ブエ・ブラザート・アル・ビーノロッソ(Bue Brasato al Vino Rosso)》

「ブエ(Bue)」とは牛肉、ブラザート(Brasato)とは「とろ火で煮込む」という意味があり、ワインの名産地ならではのピエモンテを代表的する郷土料理です。
今回は牛肉のモモの部位を使用し、香味野菜と赤ワインで1〜2日漬け込んだのち、煮込んでいます。これにより牛肉に赤ワインの風味が染み込み、柔らかく仕上がっています。
このお料理が供されるまではたして持つのか?と危ぶまれた瀬戸さんのロッソとの相性も抜群で、メインにふさわしい一皿でした。

 

【Dolce 〜デザート〜 】
《 パンナ・コッタ(Panna Cotta)》

イタリアンドルチェとしてすっかりお馴染み。パンナ(生クリーム)、コッタ(煮込む)という意味合いのこのデザート、温めた生クリームはゼラチンで冷やし固め、カラメルの香ばしくて苦味のあるソースとの相性が格別です。
発祥はピエモンテ州ランゲ地方。1900年代初めに、ハンガリー出身のバレリーナが恋人のために作ったのが始まりだそうです。今回は石山シェフが当時修行していたミシュラン一つ星のリストランテ「イル・カシナーレ・ヌオーヴォ(Il Casinale nuovo)」で学んだ、ヘーゼルナッツ入りを再現していただきました。

日本で出されるパンナコッタは牛乳を加えた「あっさり」で「プルプル」した感じのものが多いですが、私は石山さんの笑顔のようなしっかりとした「コク」のあるパンナコッタ、大好きです。

 

 

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