『テーマで巡るイタリア』〜トスカーナ州〜(その2)

トスカーナ州はイタリア半島中西部に位置する州で、州都はイタリア・ルネッサンスの中心地となったフィレンツェ。
今回はそのフィレンツェの名店リストランテ・ダ・リーノ(Ristorante da LINO)のメインシェフ、ニコラ・ダルフィさんのお料理を順次紹介していきます。

【Antipasti 〜前菜(二品)〜】
《イタリア産のサラミ、生ハム、チーズ等の盛り合わせ(Italiano di Affettati e Formaggi)》

トスカーナ地方の前菜の定番は、塩気の強い生ハム「プロシュット・トスカーノ(Prosciutto Toscano)」や、フィノッキオーナ(Finocchiona)と呼ばれるフェンネルの種で味付けしたソフトサラミ、また、羊の乳から作るペコリーノ・トスカーノ(Pecorino Toscano)といったチーズが有名です。

《トスカーナ風パンザネッラ(Panzanella Toscana)》
パンザネッラとは、トスカーナ地方を中心とした地域で食べられている家庭料理のこと。固くなって食べられなくなった残りもののパンを使い、別名「パンのサラダ」とも呼ばれます。腹持ちがよく、かつ、スッキリしているので、とりわけ夏や暑い日によく好んで食べられています。
塩気のないパンはフィレンツェ風、食べてみるとパイのような不思議な食感で、元がパンであったことは忘れてしまいそうです。とりわけ赤ワインとの相性も抜群。ニコラさん、最初から飛ばしています。大変美味しくいただきました。

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