『テーマで巡るイタリア』〜ピエモンテ州〜(その2)
ピエモンテ州はアルプス山脈南西麓に広がる州で、州都はトリノ。
イタリアを代表するワインの産地であり、トリュフも有名。また、クーネオ県のコムーネ、ブラ(Bra)はスローフード運動発祥の地でもあります。
そんなピエモンテ州がお題の今回のお料理を順次紹介していきます。
【Antipasti 〜前菜(二品)〜】
《バーニャ・カウダ(Bagna Cauda)》
バーニャ(風呂)、カウダ(暖かい)という意味で、野菜を暖かいソースにつけて食べ
るピエモンテ発祥の郷土料理。
使用された野菜は自家栽培、農家直送したもので、素材を活かした生と甘みを出すためのボイルの2種類というスタイルはトラットリア・アズーリオリジナル。
《ビテッロ・トンナート(Bitello Tonnato)》
ビテッロ(仔牛)、トンナート(ツナ(Tonna)のソース)という意味で、ピエモンテでは最もポピュラーな「冷製惣菜」、夏の定番料理です。
仔牛肉のモモの部位を香味野菜でボイルし、冷ましたのち薄くスライス、ツナソースはAzzuri自家製マヨネーズにツナ、アンチョビ、ケッパー等を加えペーストにしています。瀬戸さんにおすすめいただいた白ワインとの相性が抜群でした。
厨房を覗かせていただいたのですが、ケータリングを得意とする石山シェフの面目躍如、ずらりと並ぶお皿は圧巻です。二品とも出来立てを美味しくいただきました。