『テーマで巡るイタリア』〜トスカーナ州〜(その4)
『テーマで巡るイタリア』〜トスカーナ州〜(その4)
今回は、プリモの続きとメインのセコンド・ピアットです。
《自家製タリアテッレのミートソース
(Tagliattelle Fatte in Casa alla Bolognese )》
タリアテッレ(Tagliattelle)は卵を使った麺で、トスカーナ地方の名産。この麺の特徴はなんといってもコシ、今回は手打ち(Fatte in Casa=自家製)で作っていただきました。ソースはラグー入のボロニェーゼソース。「クキッ」とした食感とツブツブした挽肉の相性が絶妙です。どちらかといえば白ワインが欲しくなったのですが、そこはやはりトスカーナ料理。赤ワインとの相性もピッタリでした。
【Secondo Piatto ~ メイン料理 ~ 】
《牛肉ステーキの薄切りとルコラのバルサミコ風味和え
(Tagliata di Manzo con Rucola all’aceto Balsamico)》
イタリア語でタリアータ(Tagliata)とは「スライス」、マンゾ(Manzo)は牛肉のこと。
フィレンツェといえば、牛肉のTボーンステーキ「ビステッカ(Bistecca alla Fiorentina)」が有名ですが、タリアータはステーキを食べやすくスライスしたもので、トスカーナの伝統料理を出すレストランでは必ずと言っていいほどの定番メニュー。一人旅のときなど、美味しいトスカーナのお肉を堪能したいけど、ビステッカはひとりでは食べきれない、というときなどにお勧めのお料理です。トスカーナワインとの相性は…説明するまでもありませんね。
外側はカリッと、中身はレアで焼きあげるのがフィレンツェ風。添えられたルッコラはバルサミコソースで和えたもの。
お皿に盛りつけられたものに加え、ニコラさんが各席にタリアータをサーブしてくださいました。温かい笑顔もフィレンツェ風、皆さん大満足の一皿でした。